購入&視聴レポート 

                               
               
◆ きっかけ ◆

 

シアターサウンド・スピーカーシステムパッケージ YAMAHA:NS-P430を買ってから、特に不満はなかったのですが、店頭でトールボーイを視聴してみたりしているうちに、新たな欲求が出てきました。また以前から何となくトールボーイへの憧れもありまして私のトールボーイ選びが始まったのでした。

トールボーイの良さは何といっても広々とした音場を再現してくれることにありますが、視聴していて最低でウーハーが13cm以上ないと、少し苦しいという感想を持ちました。
で、13cm以上となると次は16cm、個人的に音楽もよく聞くので16cmの方が余裕あるサウンドを聞かせてくれるかなと思い16cmサイズのスピーカーを買うことに決めました。しかし、16cmクラスとなるとお値段もそれなりに高くなってきます・・・。

候補としては一応、ONKYO:D-507F HTS-F10 D-605F、DENON:SC-T777SAを考えていました。これらのスピーカーは一通り視聴したので、後は自分の意思次第で安く買えるならどれでもいいかと思い価格.COMで価格リサーチをしていました。

そして、ふと目に入ったのがKENWOOD。ホームシアター関連もやっていたのか・・・という驚きもあり調べているとKENWOOD:LS-9070-MLはオーディオ雑誌で見たのを思い出しました。そして、LS-V530-Wの詳細を見たとき、16cmツインウーハーという事に気付き私の心は動きました。安い、安すぎる!大丈夫かな・・・・とりあえず視聴してから再度考えることにしてお馴染みのヨドバシカメラへ行くことにしました。てかホームシアターの展示ルームにKENWOODなんかあったかな・・・・と心配をしていましたが隅っこの方に、まるで窓際族のように置いてありました。

早速、視聴しようと椅子に座ろうとした時、ありゃ・・・LS-V530-Wはリアに繋がれておりました。まぁお陰でLS-9070-MLは視聴できたのですが・・・。そこで店員に無理を言ってメインに繋げてもらおうとお願いしたのですが、どうもAVアンプや色々ブースの中に入って身動きできない状態になって結局視聴できませんでした。(この場を借りて、親切丁寧に応対してくださったヨドバシカメラの店員さんにお礼を言いたいと思います。)

そんなわけで色々迷いましたが(価格.COMでも人気がない模様・・・)自分の勘と期待(実物とスピーカーの大きさ、触ってみて素材の感触から結構イケそう)で買うことにしました。



 
   
                             
     
 
     

でかすぎる〜!ヨドバシ ドットコムで注文しました。送料は1万円以上なので無料。てか商品より送料の方が・・・製造原価はどれくらいなんだろう。
出荷しているはずなのに商品が届かないので即電話すると大至急配送するとのこと。さて次の日荷物が届いてびっくり!ロジスティクスセンターの配送予定日が3日後になっていたのでした。ヨドバシカメラならびにトラックの運転手さま、無理言ってすいませんでした。
         


なかなかしっかりと包装されておりました。
       
                             
   
     
     
                             
 
◆ 視聴レポート ◆

製品仕様

形式 3ウェイ4スピーカー

エンクロージャー バスレフ方式

使用スピーカー
16cmコーン型ウーファー×2
10cmコーン型スコーカー×1
2.5cmセミハードドーム型ツィーター×1

最大入力 120W

定格入力 60W

インピーダンス 8オーム

再生周波数帯域 36Hz〜25,000Hz

出力音圧レベル 85dB/W(1m)

クロスオーバー周波数 600Hz、3,000Hz

最大外形寸法 225(W)×900(H)×313(D)mm(グリル含む)

質量 15.6kg(1本)

防磁設計


機能・特徴

高音の響きが違う、セミハード・ドームツィーター搭載

ラバーエッジ、インジェクションPPコーンウーファー

ワンランク上の本格ネットワークを実現

スコーカーには、専用キャビネット方式を採用

ウーファーをベストポジションに設定

MDFキャビネットで、より自然な音に

金メッキスクリュータイプ・スピーカーターミナル
  ◆前置き

ホームシアター(シネマDVD)ではなく、Audio Stereo(音楽CD,MD,etc)の再生の面からレポートしたいと思います。

初日

えんやこら、えんやこらと自作したスタンドの寸法がズレていて、仕方なく畳の上に直置きで視聴。
視聴曲は、まずは定番の虫のシンフォニーをセレクト。
おっオー、これはキタ〜と大喜び。音の低音域から中高音域まで、びっくりするほどバランスがとれていて音のメリハリもある。さらに定位がしっかりとしているといった感想を持ちました。
今日は、このCDを最後まで視聴して、明日のために5時間ほどエイジングを進めました。

2日目

15分ほどドライブしてコンデンサを多少温くめてから再視聴。昨日と比較するために虫のシンフォニーを再びセレクトしました。
初日と違って、やはり変化がありました。どういう変化かというと、中高音域における各々の再生域が、広くなったことにより、音の響きの干渉度が低下し、よりクリアになったということです。
楽しくなってきたので、カルロス・ヌニェスのスパニッシュ・ケルトの調べを視聴。低音もしっかりと出ており、何といっても自然な調和の取れた音が印象に残りました。

一週間後

毎日、5時間程度のエイジングをさせたかいがあって、段々とより自分の好みの音に近づいてきたようです。試しに、大好きなELTのCDを視聴してみましたが、ホームシアター用とは思えないほどの軽快でバランスの取れた音が実感できました。本当に大満足です。


 
   
               
 
◆ 総評 ◆

   
  このスピーカーの特徴は、何といっても音の定位がしっかりとしていることです。ウーハーからは、低音がしっかりと出ており、スコーカーからは中音が、そしてツイターからは、高音がそれぞれが互いに干渉することなく、近くで耳を傾けても遠くから聞いてても、この感覚を耳で実感することができます。

また、音の感じとしては、バランスがとれているおかげで他メーカーとは何か一味違った高級なスピーカーを思わせるような鳴り方をします。(ちなみに、これは高いスピーカーを聞いたことがあんまりない私の個人的な見解であることを了承してください。)

この3万ちょい(2本)で、これほどのコストパフォーマンスに優れたスピーカーは、そんなにないと思いますのでホントオススメです。

余談になるのですが、私がこのスピーカーを買う時、安すぎるので果たして良い音がでるか正直心配でした。で、疑問に思った事を店員さんに聞いてみたので、ご購入されるときの参考にして頂けたらと思います。

Q.1 なぜこのスピーカーは定価1本辺り4万円近くするのに半額なほど安く販売されているのか?

Q.2 ヨドバシカメラ梅田店で、今までどれくらいの人が、このスピーカーを購入したか?

Q.3 音に関してどのように思うか?

A.1 まずホームシアター関係でKENWOODは他メーカーと比較してラインナップが多くありません。つまり販売している製品の絶対的数が少ないということです。これは、別にKENWOODがホームシアター関連に力を入れていないのではなく、ONKYO、YAMAHA、DENONといった他メーカーが圧倒的シェアを占めているため経営上必然的に製品の品目を減らさざるを得ないと言う状況になっています。このことは、裏を返せば、それだけ少ない品目で、より洗練された製品を作ることが可能で、また少ないラインナップの中で作られた製品は、それで他メーカーと勝負に出ているので、品質の高い製品を供給しているはずと考えることが可能です。
現実的に、ラインナップが少なくシェアを多く占有していないメーカーは品質を高めて価格で勝負してきますので 、このKENWOODの場合も同様に、スピーカーの値段は下がるというわけです。

また、どこのメーカーでもそうですが、価格が安いほど品質管理が徹底されていないと言う面もあります。

A.2 結構多くの人が買っていったそうです。ヨドバシカメラ梅田店では、このスピーカーが隅っこに追いやられて目立たないとこに置いてある現実を考えると、この事実は、このスピーカーが結構影で評判が良いのではとも考えることができます。

A.3音は、値段の割りにわるくはないと断言されていました。しかし、販売上、YAMAHA、ONKYOを、やたらに勧められました。この辺は、仕方がないと思います。
あと、このスピーカーは、他メーカーのスピーカーに比べると、キャビネットが少し薄いので、この辺が価格にも響いているのかとも思いました。まっキャビネットが薄ければ、その分重量が軽いわけで、その分は重石なり置いて振動対策をとれば問題ないかと思います。

 
   
 
◆使用機材

YAMAHA:DSP-AX440-N 

KENWOOD:LS-V530-W

SONY:DVP-NS530-N

MONITOR:PC-4JS

◆視聴曲

虫のシンフォニー

カルロス・ヌニェス:スパニッシュ・ケルトの調べ

ELTのアルバム



 
 
             

◆注意 ここに記載されている画像の著作権の一部は株式会社 KENWOODにあります◆

 

 

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